WOMAN'S VALUE AWARD
心療内科医・産業医 田中奏多

私は「医療と社会をつなぐ」という視点から、心療内科医・産業医として、働く人の健康を長期的に支える仕組みづくりに取り組んでいます。医療は診察室だけで完結するものではなく、社会に還元されてこそ本来の予防が実現します。産業保健では、メンタルヘルス支援・復職支援といった“守り”に加え、ウェルビーイング向上や働き方の文化づくりといった“攻め”の支援にも注力しています。また、女性のプレコンセプションケアでは、正しい性の知識やライフデザイン、生活習慣の整え方を伝え、将来の選択肢を広げるための伴走を行っています。企業向け研修では、月経・PMS・更年期などを含め健康を“個人の問題”にせず、組織としてマネジメントすべきテーマとして再定義しながら企業へ、企業から社会に還元しています。 健康は一次・二次・三次予防の積み重ねで守られるものです。さらに、これらを超えた「0次予防」として、女性が安心して活躍できる企業文化、社会文化づくりも提言しています。女性の医師として、誰もが自分らしく働ける社会の実現をめざし、今後も力を尽くしていきます。